静寂に包まれた部屋で
静かに瞑想していると
心の中に詰まっていたがらくたが
徐々に解き放たれてくる
私はそれを紙に書くことで解き放つ
解き放つ 解き放つ
解き放つ 解き放つ
痛みを感じながら
そして徐々に浮かび上がるのは
この世の実相
私の心の鏡に映った真実
見まいとしていた姿
誰かの思惑で 真実から遠ざけられ
傷を負って私は
この部屋にくることにしたのだ
真実を受け入れるために
泥水をこれでもと解き放った心は
やがて静まっていき
冗長なリズムをかなで始める
疲れて動きを緩めた私の心拍に合わせて
徐々に 徐々に
湧き水のように
踏みにじられていた心に
頼りない若葉のような
生命力が芽生える
9/29/2022, 10:23:09 AM