狼星

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テーマ:こんな夢を見た #72

勝瑠の能力『タイムワープ』でどうにか男から逃げた真。勝瑠はあの紋章について話してくれたーー

『ごめん、真兄さん。全く説明しないでこの前別れちゃって』
勝瑠はそう言って頭を下げる。
『全くだ、ひどい目にあったんだぞ! 真は!!』
シャドウが勝瑠をせめる。
「シャドウ、あまり言い過ぎない。こうなることは予想できなかった。しょうがないことなんだ」
『はぁ? 真もそっちの肩を取るのかよ』
別に勝瑠のことを信用したわけではない。だが、今回ばかりは勝瑠が全て悪いわけではない気がしただけだ。
『ごめんなさい』
「いいよ、謝らなくて」
僕がそう言うと勝瑠は頭を上げる。
『アイツ等は僕たちの船を沈めた奴らなんだ』
「船?」
なんかつい最近、そういう夢を見たような…。
僕は勝瑠の話をひとまず聞くことにした。
やっぱり重なるところがある。というか、そういう段階だったのかと納得までしてしまう。
これが真実なら、僕たちは間違えなく兄弟だ。
「最近こんな夢を見たんだ」
そう夢のことを話すと勝瑠は言った。
『間違えない。それは父さんと母さんだ』
と。


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これからもよろしくお願いします。

1/23/2023, 3:09:05 PM