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「 必ずまた会いに来るから、待ってて 」

そう言って君が僕の前から姿を消してもう何年目になるのだろうか。
あれから毎日捲り続けているカレンダーの残骸は無惨にも部屋のあちこちに散らばっている。

荒れた部屋に佇みながら一人項垂れるこの生活にも嫌気が差す。僕はこんなにも生活力の無い人間だっただろうか。君が居なくては生活すらまともに送れないなんて君が知ったらきっと冗談を言うなと笑ってくれるんだろうな。

なあ君、僕はもう十分に待ったと思わないか。君が居ない世界はどうも息がしづらくて苦しい。もうこんな生活は嫌なんだ。
…だから今度は僕が君に会いに行こうと思う。例え何処に居たとしても絶対に見つけてあの時の様に君の手を掴むから。

「必ずまた君を見つけるから、待ってて」




ーーー昨夜、とある市内のマンションで一人の遺体が見つかーーー警察は自殺とーーーそれでは次のニュースです。

2/13/2024, 3:22:29 PM