好きじゃないのにあいつのことなんて好きじゃないのに。なのに、あいつが近くを通るたび、目で追ってしまう。あいつが近くを通ると、ふわりといい香りがする。春の香り。まるで花畑にいるような気分になる。気づけば、あいつのことで頭がいっぱい。少し恥ずかしくなって机に顔を伏せた。好きじゃないし。そう自分に言い聞かせるたび、その言葉が嘘みたいに響いていく。
3/25/2026, 10:01:50 AM