私には余裕が無い。
出来上がったルーティンの中で
突如現れる緊急クエストをこなし、
掴めない焦燥感と、
可視化できない不安感を、
周りに悟られないようにすました顔でやり過ごす。
その張り巡らせた緊張感はもはや無意識で、
私を守る盾として警戒心を怠らない。
空の青さに疑問を感じ美しいと思ったのはいつだろう。
風を感じて呼吸をしている今に感謝したのはいつだろう。
花を見て綺麗だと思ったのはいつだろう。
花は私の盾にはなれない。
だから、いつか盾が必要で無くなったら、
何気ない日に自分のために花束を買うような
そんな余裕のある日々を送りたい。
2/9/2023, 4:05:13 PM