ひとつだけお願いごとしてもいい?
そう言っていきなり大きな桜の木の前で足を止めて真剣に聞いてくる。
[どうしたの?]
なんだろうって思って聞いた。
[君さえ良ければお互いの命が枯れるまでずっとこの木みたいに大きくて強くなっていきたいそれで綺麗な花をいっぱい作りたい悲しいことも楽しいことも一緒に感じて幸せな一時をこれから共に過ごしていい思い出をいっぱい作りたいだからこんな僕で良かったらひとつのものになりたい2人でひとつの物に結婚して欲しいお願いします。]
そう言ってひとつの小さい箱を取り出して普通を開けた。
私は驚きのあまり無言で左手を差し出していた。
[もちろん私もあなたとひとつの存在になりたい私の方こそお願いいたします。]
涙のかすれ声が人混みの中で消えるけどその声はしっかり相手に伝わっていた
お花見デートは一緒に1度の忘れないものとなった
おだい[1つだけ]
No.18
4/3/2023, 12:55:11 PM