しみる

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【なきむし】



暖かな陽射しを求めて
雪を踏みしめる
夢のような白の世界は
冷たくて時に優しく見えた

鼻を赤く染めて
叫んだ泣き虫な僕は
もう居ないけれど
忘れないよあの冒険だらけの日々だけは

少しだけ遠回りして
ここまで来れた
小さな歩幅はいくつ思い出を残したかな

俯いてばかりの影は
まるで大人だと証明されてるようで
沢山の悩みを抱えながら生きる

街角の隅で鳴いている子猫を
抱きかかえたとき
なぜだろう
痛みのない涙が零れたんだ

ずっと忘れていたよ
叫んで泣いたあの頃は
今も胸のなかで僕を呼んでいた

泣いていいんだよ笑えるまで
泣いていいんだよ大人だって
変わらないから
変わらなくていい

項垂れた心を咲かせて
また冒険の続きをしよう



1/12/2026, 6:36:15 AM