ゆうき

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子供の頃は、周りの子に比べたら、あまり活発じゃなくて、体を動かす遊びよりも、絵本を読んだり粘土で遊んだりすることのほうが多かった。
病弱で、入退院を繰り返し家にいることよりも、病院にいることのほうが多かった。
大人になりたくて、曾祖母ちゃんの靴を履いて歩いたこともある。小さい頃から、畑仕事を手伝っていた。例えば、鎌を持って草むしりして、近所の人にびっくりされた。曾祖母ちゃんの病気が見つかって言われるよ余命3ヶ月と言われた時、家族みんなショックを受けていても、私だけ何も知らず、見る見るうちに病気が悪化して弱っていく曾祖母ちゃんを見て、少しずつ理解することが出来た。
体も痛いだろうに、私のために足を引きずりながらグレープフルーツを剥いて食べさせてくれたり、死ぬまでおんぶして散歩してくれた曾祖母ちゃんの存在を一生忘れない。そんな曾祖母ちゃんは、私が5歳の時に星になった。
そして、その翌年に祖父が心筋梗塞で星になった。
朝は、いつも通り仕事に行ったのに、帰ってくる時は、亡くなって帰ってきたことがショックだった。何年経っても、祖父が亡くなったことを信じられない自分がいて、どこかで生きているんじゃないかなって思う。
そんな事は、ありえないのに…

6/24/2024, 5:21:20 AM