水緒きざり

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「Teo Torriatte」という曲をご存知だろうか。
「Tewo Toriatte」ではない。

この曲は、イギリスのロックバンドQueenが
1976年にリリースしたアルバムに収録されている。

少し物悲しさを感じる日本的なメロディラインから、
讃美歌のような壮大なサビが外へ大きく広がっていく。
聴いているだけで心が洗われるような曲だ。

曲名でも日本語が使われているが、
サビも日本語で歌われている。
厳密にいうと英語のサビを日本語でリピートする
形なのだが、数ある言語の中で日本語が曲名だけでなく
歌詞としてQueenの作品の中に残っていることが日本人
ながら嬉しく、少し誇らしい気分にもなる。

Queenはボーカルのフレディ・マーキュリーを筆頭に
親日家のバンドで知られているが、
なぜこんなにも日本を好きでいてくれているのか。
気になって調べてみたところ、
<1975年の初来日のときに、他の国ではなかった
熱狂的な歓迎を受けたために日本を大好きになった>
といったエピソードが出てきた。

大きな愛とリスペクトに、
それ以上に大きな愛とリスペクトを
返してくれたQueen。
「手を取り合って」とは
まさにこのことではないだろうか。

"手を取り合って このまま行こう 愛する人よ 
静かな宵に 光を灯し 愛しき 教えを抱き"

7/14/2024, 12:21:46 PM