甘ったるい声で鳴きながら、その曇りを知らない青い瞳をこちらに向けてくる。私は勝手に引け目を感じるけれど、向こうの目に映る私は濁ってなんかいないはずだ。曇りを知らないとはそういうことだ。でも、自分も黒いのだと思い込んでしまうとしたら、それは申し訳のないことだと思う。/お題「子猫」より
11/15/2023, 12:24:25 PM