姫宮コカゲ

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🍀 落下(5)

『落下』…お題にしては中々難しいと感じたが、自分なりに目を瞑り想像した。すると、暗闇の中で何か諦めてるように弱々しく右手を上に伸ばす自分が三人称視点で見えた。
驚くことに、そこにいる私は焦りも恐怖も感じていない、目の死んだ無感情な表情をしている…
やにわに私は問いたくなった。


「ねぇ、わたしだいじょうぶ……?」

6/18/2024, 11:24:54 AM