エイプリルフール
4月1日
「お前の事好き。」
そう同じクラスの佐藤君から言われた。
「えっ、まじ?」
「うっソー、エイプリル・フールでした。」
そう笑顔で言った。私は,自分の頬を膨らませながら怒っている事を表現した。
4月2日
「昨日は、ごめん。」
佐藤君がそう謝ってきた。
「別に、もう怒ってないけど、、」
「そっか、ありがとう」
少し、静かな空気が続いた。
「あの、、、」
佐藤君が言いかけた時だった。私は、ケータイのアラームが鳴ったのに気がついた。
「あ、今から用事あるから。また明日ね。」
そう言って私は教室を出た。
4月3日
「佐藤君。昨日私に何か言ようとしてたよね。なんだった?」
「ああ、実は、、」
佐藤君は、自分の首の後ろを触りながら言った。
「俺は,お前が好きだ。」
「え、遅めのエイプリル・フール?」
私は、驚きを隠しながら聞いた。
「いや、俺はずっと前からお前が好きだ。」
それを聞いて私は、自分の耳が熱くなっている事が気になった。
「嬉しい、、」
私は、彼に抱きついた。
15年後、
今日は、4月1日
「私たちよく15年も付き合っているよね。」
「なぁ、」
「うん?」
「別れてほしい」
彼がそう真面目に言った。
「どうせ嘘でしょ。」
彼は真面目な顔を崩してから言った。
「えへへ、バレた。」
そういうと、彼は,ポケットから黒い箱を取り出した。
4/2/2026, 3:58:00 AM