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振り返った時の顔
それは別れの時にみせるような顔ではなかった
静かに睨みつけてくる鋭い眼差し
その眼には堪えようとする涙の膜があったわけでもなく、ただただ憎いといった様子だ
睨まれるような事をした記憶……
走馬灯のように、過去の記憶に思いを巡らすがわからなかった
やがて、ふいっと彼は行ってしまったのだった
僕は呆然とその場に立ち尽くしていた

『鋭い眼差し』2023,10,16

10/16/2023, 9:22:47 AM