いい人と巡り会えたという安堵。これ以上の人はいないだろうという安心感。
それ以上の不安がいま畳み掛けてきている。
過干渉気味の母。母はどこまで干渉してくるのだろうか。母の過干渉で先方にも迷惑を掛けてしまわないだろうか。実家ばかりが固くて萎縮させてしまわないだろうか……。
そんな実家に対する不安に加えて、彼は今の現場が辛そうだ。折れてしまわないだろうか、折れる前に戻って欲しい、無理しないでほしい。そんな不安もある。2人になったのだから頼って欲しい。そのために一緒になるのだから。
守りたいものがあれば歩いていける。そう歌った歌詞がある。結婚を決めるまでは分からなかったが、この人の心を守りたいと思ってからは、少し分かる気がしてきた。私達にとってここが正念場だ、そう思うと闘志が湧いてくる。私だけは絶対に折れるわけにはいかない。きっと乗り越えてみせる。
1/26/2024, 2:36:09 AM