わたしを見つけて欲しい。それだけだった。とびきり似合うお化粧をして、可愛い服を着て、甘い言葉で可哀想な大人を慰めてあげる。そうしたら、満たされると思った。わたしを必要としてくれる。可愛いよって褒めてくれる。欲しいものはなんだって手に入る。なのにどうしてだろう。少しも胸のからっぽが埋まらないのは。土曜日にベッドを抜け出せないのは。ねぇ、だれかわたしに教えてよ。あなたの欲しいもの、なんでもあげるから。
7/22/2023, 6:30:10 AM