おと。

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「過去に戻れるならどうしたい?」
「なんだよ急に」
そう言うと本当に少しだけ暗そうな顔をした。
「はぁ、戻らねぇよ」
「!.....どうして?」
「今、手前といれるだけで充分だから」
急に黙った彼奴を見ると顔が真っ赤だった。
「照れるくらいなら聞くなよ」
俺は笑いながら答えた。
彼奴は笑ってる俺を見て少し怒りながら言った。
「もう、嫌い!」
「!...ごめん」
シュンとした顔で答えた。(態と☆)
「えっ、わ、その....」
「クス、可愛良い」
オドオドしてる彼奴の頭を撫でた。
「私は、過去にもどれるなら、君と出逢った時に戻る」
「なんでだ?あれは、やべぇだろ」
「それでもね、私にとっては君といた1分1秒が凄く、大事な時間だからさ、また同じ時を繰り返したいなぁってね!.....はず」
顔真っ赤なんだけど可愛良い!!
「はぁ〜、何でそんな可愛いのかなぁ?」
「はぁ!?可愛く無いもん!ムン」
まぁ、俺も手前と過ごす1分1秒がすげぇ大事だけどな。

# 71

7/22/2023, 1:57:37 PM