梅雨の時期
「梅雨なんて嫌いだ。」
「どうして?」
「だって、空気はべたつくし、蒸し暑いしで気持ち悪いし、髪の毛がボンバーみたくひろがるんだよ。
くせっ毛の天敵だ!
君はいいよな、ストレートで年中サラサラじゃあないか。
ずるいぞ!」
「ずるいって、お前ねえ、、」
不貞腐れたような顔をしながらこちらをみる君は
何故か愛おしいと思えた
「…何笑ってるんだよ。」
「え?否、すまない。かわいいなと思って。」
無意識だったな
「、、は?」
「その髪型、結構似合ってると思うよ。」
「お前、笑いながら言っても説得力ねえって。」
、、ぷっっ
笑い声響く君と二人っきりの教室で、この気持ちはまだわからなくてもいいかなっと思った
6/2/2024, 5:51:43 AM