ルールハルト

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ある夜、1人家で留守番をしていた僕は、新作ソフトをウキウキしながらプレイしていた。

カチカチとコントローラーを動かす僕は、テレビに釘付けになり、無我夢中で遊ぶ。

ところが、ピンポーンとインターホンのチャイムが部屋の中に響き渡る。

僕は、水を差された気分だが、しょうがなくむくりと立ち上がり、玄関へ「はーい!」一つ返事を返しながら向かった。

そしてなんと、ドアの前に現れたのは、「お母さん」だった。

げっ、となる僕。

僕の記憶が正しければ、母は臨時応援を要請され、夜に帰ってくるはずだったのに!

母が「それがね、同僚の友達が前に助けてもらったから、あたしが代わってあげると言ってくれたの!!」

そう言って、スルッと僕の横を通り嬉しそうに大広間足を運んだ。

中断していたゲームを見られてしまった。

お母さんが早速、僕へ注意を促してきた。

「宿題はやったの!!また……」

オーマイガー!!




8/28/2024, 12:28:07 PM