夜中、急に目が覚めた。時刻は午前三時、月明かりが部屋に差し込んでいる。横で眠る君を起こさないよう、そっと起き上がり、ベランダから月を見つめる。静寂に包まれた部屋の中、君の寝息だけが聞こえる。いつもはお姉さんぶっているのに、寝顔は子供みたいだ。ふと、そんな状況を幸せだと感じる。愛おしくてたまらない気持ちになる。「あぁ、この時間がずっと続けば良いのに。」月に向かってそう話しかける。—————-月に願いを
5/26/2024, 12:51:21 PM