神の落ちぼれ

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どこまでも続く青い空 実話です。

「空」は私が大好きな親友の名前だ。
私は空の分まで生きると決めているから。

空は明るくて、元気で。まるで私とは正反対だよね。

良いなぁ。ポジティブって、プラス思考って。

そんなこと小さいながら考えてた。
でも、空も悩みたくさん抱えてた。
私は何てちっぽけだと思いながら向き合っていたけど。
私に悩みを話す空の顔はどんなときよりも苦しそうだった。


かほは悩み無いの?いつもニコニコしてるけど。


一瞬驚いたけど、私は空に笑ってて欲しかったから。


ないよ。ありがとう


って言ってたっけ。
私のせいで亡くなったんだよね。横断歩道が無い道を
渡ろうとしたから。まだ小さい小学生なのに。


ごめんね、空。本当にごめんなさい。


もういつもの公園には行けなくなっちゃった。
フラッシュバックしちゃうから。

あの公園で、2人でブランコに乗るのも
砂山を作るのも
逆上がりの練習をするのも。
しりとりをするのも。
おやつを交換し合うのも。

もう無いのに。まだ、一緒に日向ぼっこしながら
どこまでも続く青い空を眺めていたかったなぁ。

10/23/2024, 12:45:43 PM