つくね

Open App

梅雨になると思い出す。
傘を刺して歩くあなたの後ろ姿。
雨の日、傘を刺しながらデートしたあの日を。

あと何回、あの美しい思い出に浸ることができるだろうか。
そう思いながら1年、また1年と歳をとる。

自分の頭にのみ存在する美しい世界。程よく浸って、また次に進まなければいけない。浸りきってはいけない。
たまに浸るからこそ、美しく儚いのだ。








6/1/2024, 11:56:56 AM