心の灯火
日が落ちてきて明かりを灯すと、ぼんやりとだけれど心が楽になってくる。
人前では気を張っている分、なんとなく心に自分が戻ってくる気がするのだ。
人前にいる私には、心に自分がいない。
それがどういう意味なのか深く考えたことはないけれど、きっと素の自分自身で人と接していないということなのだろう。
私はそれでもいいと思う。
私が許さなければ、自分の中の自分の居場所がなくなってしまうと思うから。
誰にも心を許さなくても、生きてさえいれば私が私を許すことができる。
心の灯火。
それは、心に自分が戻ったときのひととき。
9/2/2023, 11:43:15 AM