「君は明日世界が終わるとしたら何する?」
「私は君と過ごすよ」
またそうやって僕を君の虜にさせてゆく
「僕も君と過ごしたい」
君は口には出さなかったけど顔に書いている
とても顔が赤い
可愛いなぁ
本当に明日世界が終わったらどうしようか
「君と過ごしたいとか言ってるけど
僕は絶望に満ちているかもしれない」
「そしたら、私が君に会いに行くよ」
闇から天使の光が出てくるように
彼女はそう微笑んだ
僕は情けない奴だな
絶対死ぬ時は君と一緒と決めている
彼女は頷いた
〈世界の終わりに君と〉
6/7/2023, 10:06:43 AM