「ごめんな、気づけなくって。」
ーーー違う!
「お前のために、って思ったんだけどさ。」
「迷惑かけてたなんて、考えもしなかった。」
ーーー違う、違うんだ
もう、やめてくれ!!
ピピピピピピピピ
唐突に轟く甲高い音。
ハァ、ハァ、ハァ…ふう。
夢、だったのか…
あの時からずっと、俺を苦しめる
忘れたくても忘れられない、あの日の過ち。
あいつと、一緒だった…もう戻らない時間。
この痛みからは、苦しみからは
死ぬまで逃れられないのだと悟っている。
ああ、なんでこうなってしまったんだろう…
10/17/2023, 5:08:45 PM