夜、AM○○時。一つ欠伸をした後に半分寝転がっているような形で卓上の光に手を伸ばす。いつも通り、さも当たり前かのように佇んで変わらず光を発し続けるそれは相も変わらず私の内側で光をいつもいつもと目映く輝かせる彼女と重なって見えた。
そんな想像も束の間、いつの間にかライとのスイッチには手元が届きカチッと音を鳴らして毎夜毎夜同じようにその目映い光は、人と同じ様に眠りにつくのであった。
年季が入り、中身が柔らかくなった枕に頭を預ける。眼を瞑って、その瞼に変わらず焼き付いているのがいつも通り、彼女の姿だ。
同じ年に生まれたにも関わらず私より本の少し...否、かなり低い身長故にいつの間にか、彼女と出掛けるときは出来るだけ彼女と並んで歩けるようにヒールやブーツは
履かなくなっていた気がする。それでもまぁ、私はそんな彼女のことをいつも目映く思っている。
そして何より同じ年に生まれたにも関わらず私より数倍はある器に面倒見のよさ。私は元から人と上手くコミュニケーションを取ることが苦手だったため、クラスでいつも一人浮いている私を気にかけて、いつも面倒を見てくれたのは彼女だ。
そんな彼女を考えていると唐突に激しい眠気が襲ってきた。こうして私は瞼を閉じて今日という日を終わる。
おやすみなさい。
11/2/2024, 4:09:29 PM