たるんだ皮膚に濃いクマ。やつれたその顔ににごった瞳が2つ。そこには天国が映っていた。天使は可愛らしく微笑み雲はふわふわと誰かを待ち望んでいた。かと思えば、そこには地獄が映っていた。閻魔はニタリと気味悪く笑い、グツグツと音を立てたマグマの鍋はそれもまた、誰かを待ち望んでいた。散らかった部屋に君と2人。狭くて汚くておまけに雨漏りも酷い。そんな部屋が澄んだ瞳に映っていた。
7/30/2023, 12:27:11 PM