あなたとわたし。
あなたと出会ったのは保育園で2歳の頃です。
誕生日も近く、私たちは直ぐに1番の友達になりました。
小学校であなたが引越して少しのあいだ離ればなれになりましたね。スマホもLINEも出たてのころ、手紙の交流を毎週のようにして近況報告と、お気に入りのシールやビーズを送りあっていました。
全部今でもとってあります。
お風呂に入る度に、もしかしたらあなたの1番の友達が他の学校の子になって、私ではなくなってるのでは無いか、と心配して涙していました。
中学で、また同じ学校になってあまり馴染めてないあなたを心配していました。あなたと共通の趣味を持つ私の友人を紹介しましたね。3人で仲良く出来たらいいなと思いましたが、失敗でした。
3人で遊ぶ時は彼女があなたを好きになりすぎたあまりに、2人とわたしという構図になり、友人だと思っていた彼女はあなたとわたしが仲の良いことに嫉妬し次第に私に対して攻撃的な態度を取られるようになりました。
気にしていないような態度をしていてもあなたは気づいてくれて話を聞いてくれましたね、本当は辛かったです。
クラス替えでクラスがばらばらになり、あなたは保健室登校になりましたね。登校する日は毎日会いに行っていました。
高校、専門と学校は違っても定期的に遊びに行ったりゲームしたり一日中電話を繋いでいたり。
あなたの1番、は私だと思っていたので、
成人式ではあなたとわたしで回るのは当然だと思っていました。
あなたが彼女と回るときいてショックで泣きました。
成人式という特別な日を一緒に過ごしたかったです。
はじめてお酒を一緒に飲んだ時、あなたが誰にも言いたくないことを教えてくれました。
なんとなくは気づいていたけどショックで、また同時にそんなことを打ち明けてくれるほど、本当に信頼してくれているんだ、と嬉しい気持ちがありました。
私が新卒として入社したころ、あなたは昔のトラブルで本当に困っていましたね。最悪、何があってもあなたの衣食住は私が確保すると誓いました。もしあなたが悪くてもわたしはあなたを絶対に肯定することにも気が付きました。
最悪のパターンにはならずにすみましたね。
私が地元を離れメンタルが崩壊し仕事を辞めてしまったあとあなたが1週間ほど泊まりにきましたね。
楽しいことを沢山提案してくれて本当に助かりました。
誕生日にあげた財布も未だに使ってくれていて、変えるのがめんどくさいだけかもしれないけど、本当に嬉しいです。
わたしは家族や愛という言葉に近いけど、そこまで綺麗ではなくすこし醜い感情をあなたに抱いている気がします。
11/7/2024, 4:01:52 PM