二人ぼっち
言葉が通じない異国の街で私はきみを好きになった。お互い留学生だった。きみさえいれば二人ぼっちでもやっていける。ずっとこの先も一緒に歩いていきたいと本気で思っていた。
きみは「時間が経てばあなたはかわってしまう。私のこともすぐに忘れてしまうわ。先のことなんて分からないものよ。」といつもはぐらかした。
僕は不貞腐れた顔をしてきみを責めたけど、今思えばそれがきみのやさしさだったのかもしれない。
二人で過ごしたあの時間はいつまでも僕の心に刻まれている。きみは今、元気ですか?
3/21/2023, 1:45:41 PM