君と僕は、昔から一緒だった。
家も隣同士で小学校のクラスも一緒。
君は弱い僕を、いつも守ってくれた。
でも僕は、君を守ってあげられなかった。
「午前10時42分。ご臨終です」
君は、僕を置いて逝ってしまった。
不慮の事故に、巻き込まれて。
─────もし、時が戻るなら、僕は必ず君を守るのに…。
叶わないことを考えながら、僕は眠る幼馴染の冷たくなった手をそっと握った。
「!」
その瞬間、僕の体に電気が走り、意識が遠のく。
最後に見たのは、強い光と、その真ん中で笑う、君の姿だった。
テーマ「君と僕」
題名『恋愛無限ループ』
4/11/2025, 2:01:38 PM