「結婚しよう」
雪は君を隠してしまう
風邪は冷たく体温を奪う
太陽はさっさと帰ってしまうし
飲む水でさえ体には辛い
それでも
雪は静寂をもたらして君の声を通させる
風邪は暗い雲を押し君に雪を積もらせない
太陽ですら君に暖かな温もりを与える
君は暖かな湯を私にくれた
私も何かを君にあげたい
興味のなかったこの冬が
君と出会った冬の日々が
君のせいで色付いている
だから
私の手を取ってくれた君に
私は勇気と銀に輝く指輪を用意する
まだ秋の乾いた空気を吸い込んで
私は私に負けないくらい真っ赤な顔をした君に言う
「冬になったら、私とっーーーーー」
11/18/2023, 8:51:22 AM