ふと、窓越しに外の景色をぼんやり眺めてみた。ビルの谷間から人々が慌ただしそうに歩いている。空は青く澄み渡り、世界は変わらずに動き続けている。そんな変化のない空を眺めていると、大きなトラックがとおりすがり視界が覆われる。その瞬間、外は見えなくなり自分の顔が映し出された。--相変わらず、冴えない顔してんな。そんな自分を見て、フフッと笑みをこぼした。
7/2/2023, 3:49:48 AM