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彼がぶっきらぼうに渡してきたのは、
片手に収まるほどの、何かが入った紙袋だった。
ああ、ちょうど1ヶ月前に私も彼に渡したのだった。
「義理堅いなぁ〜」
「うるせぇ」

家に帰ると私は真っ先にその紙袋を開けた。
淡いピンク色の金平糖の入った小さな瓶だった。



(星が溢れる)

3/15/2024, 2:14:09 PM