設定は割りと雑
◇どこにも書けないこと◇ より
「はぁ。今日の学園も散々だった。」
ばさり。無駄に修飾をまとったベットに
ストールを投げ捨てる。
こんな肩書きなんて要らないのに。
私は公爵家の娘として生まれた。
その家柄にも等しく礼儀作法を叩き込まれた。
初めのうちは良かったのだけど
段々執拗と流れる見栄に疲れてしまったの。
力の誇示、建前、騙し合い、裏切り、陥れ
全てが煩いくらい。
勿論、良いことがあるのも知ってるわよ。
半分ずつ混ざってる。半分も、。
そこで思ったの。
周りに振り回されるくらいなら
好きに生きてやろうってね。
まあ、うまくは行かなかったけど。
学園の服を脱ぎ、
慣れた手付きで
自室用のドレスに着替える。
…ふぅ。
やっと私だけの時間。
ふと、魔法砂時計が目に入る。
砂時計は止まることなく無限に落ちている。
そう、それはひとも同じ。
止まることなく進み続け朽ちていく。
その朽方やそれまでを良いか悪いかで決めつけるのは
失礼ではなくて?
外堀で、
あの子はいいこよね。
ひそひそ
親の力で生きてるのにね。
ひそひそ
いいお姉さまだわ、羨ましい。
ひそひそ
私が先だったのに…。
…
勝手に埋めないで。
〈私の評価は私が自分で付ける〉
いい?
それだけは覚えていて。
だから、今は耐えるのよ。
愛想や外面はよく、
でもほどほどに流して。
いつか自由になれる日を強く願って。
2/7/2026, 11:13:59 AM