君の隣は居心地が良かった。君にしか言えない苦しい事も嫌な事を散々吐き出しても君は茶化したり下手な励ましもせず、ただ静かに相槌を打っていた。それに甘えていた自覚もあったけれど、結局手放すことができずに君の隣に座り続けていた。今思えば一度でも君があの時何を考えていたのか理解しようとしたことがあっただろうか。自覚した途端自分の罪深さに眩暈がして、暫くその場から動けなかった。#ずっと隣で
3/14/2024, 8:30:04 AM