ブランコ
思い出すのは、夕暮れの公園。バス待ちで母と童謡を歌いながらこいだ風景。
帰り路を急ぐのか、鳥が群れながら空を飛んでいく。
誰が一番遠くまで靴を飛ばせるか、競争した。
なぜか頭の上に落としたり、帰るまで行方を探したり。
こぎすぎでお尻が落ちて、必死にすがりついた鎖の鉄のニオイ。
久々に乗ったら、酔ってしまってがっかりしたけど。
それでもこいだら楽しくて、忘れていた感覚が蘇る。
公園からはいろんな遊具が消えていったけど、
なくなって欲しくない遊具である。
2/2/2024, 2:35:13 AM