先日、曽祖母の葬式に行ってきた。
曽祖母といっても血の繋がりはない。祖父と祖父のお兄さんが養子縁組をしたから戸籍上は…といった感じだ。幼いながらにこの関係が特殊だと気づいてから曽祖母ですと紹介することを心のどこかで躊躇うようになっていた。祖父母と一回り程しか離れていないからひ孫というより実の孫のように小さな頃は身の回りの世話をしてくれた。いつもにこやかな優しい人だった。そしていつも畑か台所にいる元気な人だった。贔屓目なしでも絵に描いたような理想的なおばあちゃんだと思う。
でもそれは何年前までの姿だろう。弔辞を考えていると蘇るのは最近の曽祖母ではない思い出ばかりだった。
油断していたんだ。私は色々と見てみぬふりをした、
いちばん長生きしそうだったのに
あっさりいなくならないで
20年間ありがとうございました
10/10/2023, 11:54:07 AM