nonone

Open App

1話から6話を見たことが無い方は1話から!
創作

「また明日」
帰り道。少し離れた彼にいつもより少し大きい声で言う。
この言葉を言うと「また明日も会えるんだ」って安心出来る。
--7話:また明日--
僕が好意を寄せて居る彼とは、僕が小学二年生の時に彼が通っている学校に転校してきたのが出会ったきっかけ。
彼は転校したての僕に一番初めに優しくしてくれて、誰よりも優しくしてくれた。
恋愛的に好きだと気づいたのは小学三年生の時。その時から、告白は早めの方が良いと思い、告白するのを試みていた。でも、都合が合わなかったりして「また明日告白すれば良い」と思う事が多くなって来ていた。
告白しようと思った時から数ヶ月。「転校するかも…」と告げられ、一緒に居られる時間が少ないのに「また明日」と言って告白を先延ばしにするのは駄目だと思い、告白した。
彼は「そっか、ずっと何か言いたそうにしてたよね。」と言った。結果的には、転校は無くなったみたいで、今思えば急ぎすぎて恥ずかしかった。
けど、彼は真剣に考えてくれた。
「ごめん、友達として接して来たから、まだ分かんない……まだ考えさせて欲しい」
そう言われてから今までその話は出ていない。けどいつもそばに居られて本当に幸せ。

彼はいつも皆に「鈍い!」「副会長の事が好きな子居るのに気付いて無いよねー、可愛いー!」などと言われているが、全然そんな事は無い。浅野くんは中学に入った時に一緒になったから、よく彼(浅野くん)に「2人って小2から一緒よね!思い出とか、あるー?…あぁ!恋バナとか!!」と言われる。その時はいつも、僕が彼の方を見て、彼は僕の顔色を覗くようにして、ゆっくり顔を動かし、見てくる。目が合うと、すぐに逸らされる。やっぱり、あの告白を覚えているようだ。彼はよく人の気持ちを考える人だから、いつも「僕の事好きなんだな」って僕と接して居ると思うと、申し訳ないけど、嬉しさもある。

(いつもと違う進め方にしてみました。誰目線か分かりましたか?言っちゃいますけど、会長の過去が分かる回となりました!いつも、お題を見て思ったことは創作でも入れて居ます!!なので、創作より考えが好きな方は創作も見て下さい!今日は意味として2個?思い付いたので、その2個を入れました!!)

5/23/2024, 9:30:13 AM