手紙を読んだ後、私はもう見えなくなった彼を追いかけた
「信英!」
キュッと音を立てて足が止まる
驚くほどに感情のない顔がそこにあった
「...ん」
「……カップルって、一度はケンカシタホーガ
ナカフカマルカライイトオモイマス」
緊張して変に棒読みになってしまった
顔から火が出そう
「……っ、、ぷ、ははははは!香織らしい」
信英は、澄んだ青色の海のように笑っていた
「は〜疲れた」
「なんでだよ笑」
「緊張して笑」
~あなたが笑う顔は
まるで澄んだ青色の海のよう〜
2人でアイミミをしてその曲を聴いた時、そんな歌詞があった気がする
“ラブソング”
5/6/2025, 10:24:45 AM