まっさらな草地に大の字で寝っ転がると、気持ちいい風が頬を撫でた。見上げる空は底抜けに明るく、ゆっくりと雲が流れてゆく。 そのままゆっくりと目を閉じて、風の唄に耳を澄ませていた。 目を開けた時、そこが見知らぬ土地に早変わりしていはいないかと、期待半分不安半分、少しドキドキしながら。
5/4/2023, 1:16:02 PM