ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷらんらんらん
「このお歌のかし、なんだっけ。
ねえ!あなたはしってる?しらない?」
大木は何も答えず、身体についた葉たちをそよ風に揺らす。
そりゃあ、木なんだから仕様が無い。
口も無ければ目も無い(あるのか?)。
「…こたえてくれないんだ。
やっぱりあなたも、みんなも…わたしが邪魔なんだ。
もういいよ。わたしが怖がったらみんな嫌いにならないよね?
友達もできるよね?
きゃー。こわーい。
たすけてー。ほんとにくるしいのー。
…だれかが手を握ってくれたらなー。」
棒読みな一人芝居を終え、1人長いため息が響く。
「心底きらいになってきたわ。
謝るなら今のうちよ。」
#2024.6.1.「梅雨」
創作大木と少女(?)。
テストが迫ってるので頑張ります。
6/2/2024, 4:13:12 AM