一期一会を小桜とともに

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人間は醜い。

自分の望みのためなら人を簡単に傷つける。

人に限らず、他の動物や植物も簡単に踏みにじる。

だから僕は人を辞めた。

宇宙から来たとかいう生物の策に乗ったのだ。

「人間を始末し、他の生物を救おう」
「そして、自然の摂理のみで成り立つ世界にしよう」

と。

僕は注射を打たれ、まだ人型ではあるが中身は違う。

その生物らと同じ、超能力を使える。

人間を片付け次第、奴らと同じ型に変わる。

何故奴らが僕を選んだのか知らないが、まあいい。



せいぜい頑張ってくれればいいさ。

その、周りの生物を犠牲に発達させてきた技術で。

たった1つの希望があるとすれば、人間の仲間内の団結力は素晴らしいほど硬いってことかな。

本来はその仲間の線の中に他の生物の存在入れられればよかったのだろうけど。

まぁ、無理か。





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『たった1つの希望』

3/2/2024, 1:57:43 PM