記録　　　物語的なのを書くので少し長いです。
　　　　　すいません


　コンコン
「なんですかこんな時間に？」
　扉を開けると、白衣を着た堅苦しい人とその中に一人、美少女が立っていた。
　「この子を預かってもらいたい。」
　彼はそういった。意味が分からない、そう問うと彼は、その子はロボットで、人間と同じ感情を持てるかの実験体らしい。なんで僕を選んだのかと言うと一定以上の条件の人間をルーレットで決めたんだとか。滅茶苦茶だ。
　

　でも、正直僕も一人暮らしは寂しかったのでOKした。まぁどうかしてたとは思う。
　彼女は身体はシリコンで作られていて柔らかいけれど、頭はすごく硬い。そこに機械が入っているんだと。
　彼女はAIが埋め込まれているので、大抵の言葉は通じるし、彼女も喋れる。
　彼女の状態はいつも施設に繋がっているから監視係や、監視カメラは必要ないらしい。そして、感情指数が動いたら実験成功となるらしい。

　

　一晩経ったが、感情指数は動いていないらしい。笑いかけてくれたりするのも全部嘘なのは少し寂しい。

　

　1週間経ったが何も変わってない。　
　流石に施設の人に問うてみた。すると、恋愛感情が芽生えてきた可能性があるらしい。ハニトラをしろと。
　　

　返ってくると、彼女が抱きしめてきた。そしてそのまま…





　夜を一緒に過ごす。君の柔らかいのか硬いのかわからない体を抱く。その時感情指数が動いたらしい。

　感情の記録。

　
　

　

2/26/2025, 11:34:43 AM