泣きたくなくて、思わずそこに寝転んだ。果てしなく深い空に吸い込まれそうで、手を伸ばせば掴めそうな雲は妙に生々しかった。どちらが上か下かも分からなくなって、思わずこぼれた涙が耳をつたった。私を吸い込んだのは大地だった。ここに居る。
5/4/2023, 3:42:49 PM