秋の夜長と帰り道

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指先だけで繋がる
微かな糸を手繰り寄せ
僕と君は特別な夜に出会った。

最後の朝を越し、静寂の昼に泣き、
虹色の夕を眺めたその先で
出会った僕らは特別ではない。
平凡でも普通でもない。

ただそこに在るのみは、夜。

僕たちはその日
特別な夜に
出逢った。


『特別な夜』

1/21/2023, 12:43:16 PM