【ふたり】「また、明日ね」「うん、じゃあねまた明日」いつも、ふたりは一緒に帰っていつも通りに過ごしていた。けれどある日「また、明日ね。」ひとりが挨拶した。それだけしか聞こえない。もう一度、いや、この世界に別れを告げる時はふたりでいかったよ。と、ひとりが大声で泣きじゃくりながら“ふたり”の道を帰っていく。
8/30/2025, 10:29:42 AM