「君にあいたくて」君にあいたくて冷たい風に顔を真っ赤にして、全速力で自転車を漕ぐんだ。一心不乱に漕ぐペダルは軽やかに、向かい風にもまけずぐんぐんと進んでゆく。恋の力というガソリンで君の家まで超高速で駆け抜ける。群青色のキャンパスに自転車の灯りで放物線を描きながら。
1/19/2023, 10:11:39 AM