愛情
貴方のことならなんでもわかる
私の愛する唯一のひと
愛しい貴方
貴方と出会ったのは
深夜の交差点
恋人を失って茫然自失
赤信号も気づかずに渡ろうとした私
腕を掴んで引き戻してくれた
生きる意味をくれたひと
これは運命
去っていく後ろ姿を見送った
貴方には恋人がいた
私のように貴方を愛す人だったら
貴方に釣り合う人だったら
でも違ったの
貴方が知らなかっただけ
寂しく辛そうな背中
それも少しの間
すぐに忘れるから
貴方を見つけるのは簡単ではなかった
あの夜お礼も言えずに別れていた
運命のひとだからいつか再会できる
待ってはいられなかった
もう貴方を愛し尽くしていたから
時間はかかったけど見つけたよ
多くの時間を費やしても
少しも苦に思わなかった
貴方のことを知るごとに
愛が深くなっていった
運命だと確信できた
貴方の上司は最低だった
パワハラで降格異動してきた男
優しい貴方は部下を守るため
一人で受け止めていたのよね
重い荷を背負ったよう俯きがちだった
空いた役職に貴方が就いた
パワハラから解放と同時に昇格
重荷からの解放か仕事への意気込みか
すっと背筋の伸びた後ろ姿
病めるときも
健やかなるときも
この命ある限り
愛し続け真心を尽くすことを誓います
貴方が私を知らなくても
11/27/2023, 11:46:51 PM