大崎 翠

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ブランコ

私はポツリと1人誰もいない公園でブランコに乗っていた
今日はまさに最悪。会社でヘマをやり1週間の謹慎になったのだ…そのヘマは私のせいではない。同期になすりつけられたのだ。好きこのんでヘマをするやつは居ない。
それに私は仕事に対して真剣に取り組んでいた。
失敗をする前に先輩にこれでいいかとか、◯◯様から電話なのですがどうすればいいのか…とか聞いていた。
真剣にやりすぎて疲れ果ててしまう場合もある。

何故今日は同期になすりつけられたのかわからない。
私と同期は一緒に入社したけれど、今の場所になったのは同期が早く行ったのだ。同期でも少し先輩になる。
ヘマの原因が支店にファックスをしなかったのだ。
私はその事を知らなかった。その時電話が鳴った
その支店長からだった。何故か私の名前を言ってきた。
はい、わたくしですがどのような…と言ったら本店のお前からのファックスが来ていなくて発注ができない!!
と言われた…私はみに覚えがない。その時、同期の顔が見えた。笑ってみえた。私はわからないので折り返しにしてもらい、すぐに課長に連絡して指示を仰いだ。
課長から支店長に電話をしてもらった。その後私と先輩と同期と係長、主任が呼ばれた。

今日の事は大事にはいかなかったが誰がやったんだ?
と言われみんな私の方をみた。その時同期が、
あの子がくるの遅かったみたいなんですよ。だからその子の代わりに私がやりましたが名前は責任者のあの子の
名前を使いました。と言ってきた。その同期は言ってきた。みんな忙しいから私がやりました。それにあの子がいけないんですよ。遅くくるから…そう言った。
課長達は同期の振る舞いはいい事だと話し合いで決め
私は1週間の謹慎になった…

ブランコをこぎながら考えた。私はこのままこの会社にいてもいいのかと…その時誰かが背中を押してくれた。

いいの?そんな事で諦めて。あなたには他の部署にいい仲間がいるんだから頑張りな…と言われた。私は後ろをみた。そこには前の部署の先輩がいた。泣きながら会社を出ていった私をみたからみんなで探していたとの事。
先輩も昔謹慎したらここにいたからもしかしたらと思ってきたらしい。諦めてはいけないよ。といいながら
力一杯押してくれた

2/2/2024, 5:01:44 AM