この道の先を進むとさくらんぼが落ちていた。
更に進んでいくと野いちご、葡萄、ブルーベリーが道に沿うように綺麗に置かれていた。
果実が大好きな私は、それを頬いっぱいに詰め込む。
甘酸っぱい、爽やかな匂いに喉を鳴らしながら、
夢中でどんどん先に進んで行く。
これを誰が仕掛けたものか、既に検討は着いていた。
-彼は不器用な人だった。
果実が美味しかったのか、はたまた別の理由があるのか、満足そうに笑いながら、私は歩を進めていった。
#この道の先に
別の世界線
赤ずきんちゃん視点
7/3/2022, 10:58:55 AM