家にいる時間が短くなってから、朝が忙しくなってから、やわらかな光を見かけなくなった。カーテンを開ける前に、電気をつけてしまう。そんな生活は合理的だが何かが欠けているような気がした。朝日で目が覚めることは理想的なのに、ほとんどの朝には鬱陶しいと感じてしまう。あの光を楽しむために、光で起きれてよかったと思えるために、私は準備をしなければならない。理想に近づきたいと言いながら跳ね返すのはとても理不尽すぎる。楽しむための準備。朝日が心地良いと思えるように私は今日も瞼を閉じる。
10/16/2024, 10:14:11 AM